2025年2月 お役立ち情報!
【今月のテーマ:4つの内壁材の特徴】
部屋の壁材は、一般的にはビニールクロスと呼ばれる壁紙を主流でスタンダードです。
でもいろんな種類があるんです。
今月はそれらをご紹介します。
壁材にこだわる方のために
家を新築する際、多くの人が間取りと同じくらい頭を悩ませるのが、内装のデザインです。中でも床と壁は面積が大きく、材質やデザインで部屋のイメージをガラリと変えてしまいます。
そこで今回は代表的な壁材をいくつかご紹介します。
それぞれのデザイン性や利便性を知って、実際の壁材選びに役立ててください。
オーソドックスなのは「クロス」

〈ビニールクロス〉
壁材の中でも最も安価で扱いやすいのがクロスです。特にビニールクロスは花柄や木目調などデザインが豊富で、中性洗剤で拭き取ることができて掃除も容易です。
国内のほとんどのお家が基本的にはビニールクロス。
デメリットは結露しやすいこと。
貼り合わせ部分が剥がれてくることもあり、耐久性は高くありません。
少し高価なものとしては布クロスや紙クロスがあり、魅力的な風合いを楽しむことができ、調湿性や通気性にも優れています。
日本古来の「塗り壁」

〈塗り壁の画像〉
次にご紹介するのは、日本では昔ながらの塗り壁です。塗り壁の特徴は、調湿性や防火性、防音性に優れ、材質の種類も豊富で様々な質感を楽しめることです。
しかし壁に汚れが付着してしまうと掃除するのが難しく、材質によっては全面塗替えが必要な場合もあります。
また塗り壁の仕上がりは左官職人の技術に左右されるところがあり、施工費が高く工費もかかります。
風合いを楽しめる「無垢材」「合板」

〈無垢の壁材〉
次にご紹介するのは木材です。無垢材と合板がありますが、無垢材は主に杉や檜などの針葉樹が使われ、調湿・保温・吸音性に優れています。
木そのものが持つ質感と風合いを楽しむことができ、年数が経つにつれて味わい深い趣に変化していきます。
ただし無垢材は、湿気を吸いすぎると割れたり反ったりしやすいというデメリットがあります。
(でもそれがまたいい風合いを出すのですが)
それが少ないのが合板です。
中でもシナ合板などは木目が美しく、壁以外にも建具や家具に使われることもあります。
木材を内装に使用するならやはり経年劣化に気をつけるべきです。定期的にワックスなどの保護塗料を塗ってメンテナンスしてください。
耐久性が抜群の「タイル」

〈モザイクタイル施工例〉
最後に、最も耐久性のある壁材をご紹介します。それはタイルです。
タイルは水回りや外壁に使われることもあるほど丈夫で、少しの衝撃では壊れることがありません。
耐水性があり、手入れもしやすく、少しの汚れなら水拭きですぐ落ちます。
デザインも豊富で、陶器質、磁器質など様々な質感を楽しめます。
複数の色や違った模様のタイルを組み合わせてオリジナルデザインにすることもでき、個性的なリビング作りができる壁材です。
タイルのデメリットは工期がかかり、費用もかさむところです。
「エコカラット」タイルの仲間

〈エコカラット(タイルの仲間)〉
エコカラットプラスはLIXILから販売されていて、微細な孔を持つ原料をタイル状に焼いてインテリアで使用できるようにしたもので、タイルの仲間です。
デザインやカラーも豊富で近年人気の壁材。
調湿機能にすぐれ、脱臭効果も高い。
リビングの一部や玄関正面などに設置する方も多く、インテリア性抜群の商品。
さて、4種の壁材を紹介しましたが、どれが好みですか?
壁材といっても、いろんな素材がありますね。
デザイン性だけでなく、コストも考慮して選んでください。ご家庭のスタイルに合わせて検討してみてくださいね。