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2024年7月お役立ち情報

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今月のテーマ
壁掛けテレビを設置
長年家づくりに携わっていると、時代の変化につれてお施主様の好みや傾向も変化していることに気づかされます。
最近よく感じるのは、壁掛けテレビの設置を望む方が増えていることです。
そこで今回は壁掛けテレビの設置について書いてみましょう。

壁掛けテレビのリットとデメリット
壁掛けテレビの優れた利点は、スタイリッシュで整然とした見た目によって空間を広々と見せることです。
テレビ台がないだけで、部屋全体が一気に広く感じられます。

地震の際にテレビ台からテレビが落下するというリスクを避けることができることも、
大きな利点と言えるでしょう。

壁掛けテレビは、専用の金具で壁面に固定しますので、極端な話、壁が壊れたり倒れたりしなければ、
テレビが落ちてしまうことはありません。さらにテレビ台が不要なので、台の下にほこりが溜まることもなく、
床掃除が非常に楽です。

しかしながら、実は壁掛けテレビにも大きな欠点があります。
それはテレビの位置を自由に変えられないということです。
部屋の雰囲気や使用目的によって模様替えをしたくなっても、アンテナの配線や固定用の金具の存在が邪魔となり、
基本的にはテレビの位置を変更することは難しくなります。

特にテレビを固定するための金具は、壁にビス(ネジ)などで固定されていますので、
位置を変えると取り付け穴が残ってしまいます。また、この固定金具は、どのような壁でも取り付けられるわけではなく、
ビスがしっかりと効く下地補強をした壁でなければなりませんので、間取りを検討している段階で、
テレビの位置を決めておかなければなりません。

ちなみに取り付け金具も含めて、テレビのメーカーが違うと金具のサイズも違ってきますので、
壁の下地補強の面積は、将来のテレビの買い替えなどを想定して、広めにしておくことをおすすめします。

周辺機器との接続など 
最近のテレビはどんどん大型化しており、ブルーレイやDVD、内蔵ハードディスクや
VOD(Netflix、Amazon Prime、YouTubeなどの配信サービス)
といった機能を内蔵しているため、昔のようにさまざまな周辺機器と接続しなければならないというデメリットは少なくなっています。

とはいえ、ゲーム機やパソコンなど、テレビに接続する可能性のある周辺機器がある場合は、
その置き場所と配線の位置などを電気配線の打ち合わせの際に決めておく必要があります。

取り付けはプロに依頼したほうが無難 
壁掛けテレビの取り付けは一見すると簡単そうに見えるかもしれませんが、実際にはそれほど簡単な作業ではありません。
まず壁に専用の金具を取り付け、その後でテレビをその金具に固定するわけですが、
DIYに慣れていない方にとっては、意外と手間取るでしょう。

取り付けビス(ネジ)の長さや専用取り付け金具が水平に取り付けられるかなど、
取り付け時の注意点もあります。しっかり固定できずに、テレビが落下してしまうと、
テレビ本体はもちろん、床も補修しなければならなくなります。そういった金銭的損害のリスクを考えれば、
少しくらい費用が掛かったとしてもプロに依頼するほうが良いかもしれません。

プロが取り付けて落下することはあまり考えられませんが、工務店に依頼する場合や、
テレビを購入した家電量販店などに依頼する場合は、万一の時の責任の所在をハッキリさせておいた方が安心です。

壁掛けテレビを検討している方々にとって、参考になれば幸いです。

 

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