今回のテーマは、「玄関ドアその2」です。
玄関ドアはデザインや使いやすさはもちろん重要ですが、
忘れてはいけないのが「防犯対策」です。
◇基本は「ワンドアツーロック」
1枚のドアに2つの鍵をつける「ワンドアツーロック」が最近の基本です。
空き巣などは侵入に時間がかかるのを嫌います。
鍵が2つあると進入に時間がかかると思わせるため、
防犯効果が大きくなります。
一般的なのは「シリンダー錠」
一般的な住宅の玄関扉で最も取り入れられる鍵は、
鍵穴に鍵を差し込むタイプの「シリンダー錠」です。
シリンダー錠に使う鍵は、表面に多数の小さなくぼみがある、
「ディンプルキー」と、表と裏にくぼみのある、
「ウェーブキー」の2種類が現在の主流になります。
「ディンプルキー」の特徴は、無数の種類を作ることができ、複製が困難なこと。
「ウェーブキー」の特徴は、耐ピッキング性能が高く、砂やほこりが入りにくいといわれています。
最近では、電動で施開錠するシステムが増えています。
電子錠は、カードをかざして開錠する「カードキー」、
番号を打ち込んで開錠する「テンキー」、
リモコンで開錠する「スマートキー」などがあります。
◇CPマークも参考に!
玄関扉の鍵を選ぶ際、ひとつの基準になるのは、
「CPマーク」がついているかどうか。
「PCマーク」とは、防犯性の高い建物部品につけられるマークのことです。
玄関ドアの場合、既存商品に比べて防犯性能が高く、
重荷こじ開けやピッキングに5分以上耐えるものにつけられています。
選ぶ際の参考にしてみてください。
◇◇◇ POINT ◇◇◇
玄関扉には通常、いくつかの鍵が設定されています。
標準仕様とオプション仕様があるので、
種類や特徴、価格などを比較して検討しましょう!