今回のテーマは、「外壁材」その2です。
《外壁材の種類とメリット・デメリット》
前回、サイディングの色選びについてご紹介しましたが、
外壁材にはどのような種類があるのでしょうか。
木造住宅で一般的に使われることの多い4種類の外壁材と、
それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。
◇窯業(ようぎょう)系サイディング
セメントと繊維質などの原料を板状に形成した外壁材です。
現在の新築木造住宅の7~8割がこの外壁を採用しています。
メリット:バリエーションが多くコストパフォーマンスが良い。防耐火性に優れている。
デメリット:シーリングの劣化により提起的なメンテナンスが必要。
金属板と断熱材によって構成された外壁材。
スタイリッシュな外観で、最近採用される方が増えています。
メリット:断熱性、耐震性、耐凍害性に優れ、コストパフォーマンスが良い。
デメリット:傷がつきやすい。さびが発生しやすい。
◇モルタル
ラスという針金の網などの上に、砂と水、セメントを混ぜて練り上げた、
「モルタル」をコテで塗りつけた外壁です。
サイディングが普及する前までは主流の外壁でした。
メリット:デザイン性が良い。補修がしやすい。
デメリット:ひび割れが起こりやすい。汚れが目立ちやすい。
◇ALC
ALCとは軽量気泡コンクリートのことで、
外壁に使用するのは金属網で補強したALCパネルと呼ばれるもの。
メリット:耐久性、耐火性、耐震性、断熱性に優れている。
デメリット:防水性がなく、吸水性が高い。表面強度が低い。
外壁材の素材感は見本サンプルだけでなく、
ショールームやモデルハウス、実際の家などで確認しましょう!