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今回のテーマは、「2.5世帯同居」についてです。
◇◇◇ これから増える?2.5世帯同居 ◇◇◇
◇2.5世帯住宅って何?
「2.5世帯同居」という言葉を聞いたことはありますか?
2.5世帯同居とは、従来の2世帯でイメージされる親世帯、子世帯に加え、
子世帯の兄弟姉妹に当たる単身者を0.5世帯と考えた同居スタイルです。
大手住宅メーカーの旭化成ホームズが「2.5世帯住宅」を発表したことで、
今注目されている同居スタイルです。
◇2.5世帯がなぜ注目されているのか?
進行する晩婚化、非婚化、離婚率の上昇により、
従来の2世帯住宅の親世帯に当たる60代世帯主の家族では、
「両親2人と単身の子」で暮らす世帯が増加し、
2010年の国勢調査で「夫婦のみ」の世帯を上回ったそうです。
また、経済的な問題や育児の問題から、
多世代同居にメリットを見出す共働きの子世帯も増えています。
こうした家族構成の変化に合わせて生まれたのが、
「2.5世帯同居」という考え方で、世帯別の独立性が高ければ、
経済面などからも満足度が高くなるということです。
◇実際の2.5世帯同居の傾向。
旭化成ホームズの調査によると、2.5世帯の実態はこのような傾向があるそうです。
◆息子夫婦+親世帯+女性単身(息子の姉妹)という組み合わせが多い。
◆親世帯には以前から単身の子が同居しているケースが多く、
別居して賃貸に住んでいた子世帯が加わって2.5世帯になるケースが多い。
◆2.5世帯同居では、玄関が別々の独立二世帯住宅が多く、
夕食を世帯で別に取るなど暮らしの独立性が高い。
◆間取りはキッチンが2つの二世帯住宅で、
同居シングルの個室は親世帯の玄関近くという傾向。
子世帯から見ても、経済的負担の軽減や子育てに対する支援など、
メリットを感じる事が多いという「2.5世帯同居」。
これからますます注目されそうですね。
◇◇◇ POINT ◇◇◇
通常の二世帯同居では、親世帯VS子世帯の独立関係になりがちでしたが、
家族構成が多様化することでコミュニケーションが円滑になるという側面もある!