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パッシブデザインについて

スタッフブログ

こんにちは!
サンクリエイト伊藤です(*- -)(*_ _)ペコリ

雪はすっかり消えましたが、なかなか気温が上がりませんね
もうすっかりGWですが、みなさんはどう過ごされますか?

さて、最近「パッシブデザイン」とか
「パッシブハウス」という言葉を耳にすることはありませんか!?
今日はそれについてのお話をいたします

はじめに、住宅を建てる際に重要な要素の一つが「パッシブデザイン」と「断熱性」です
これらは、快適な住環境を提供し、エネルギー効率を高めるために欠かせない要素です
本ブログでは、パッシブデザインと断熱性の基本概念、具体的な設計方法、そしてそれらがもたらすメリットについて詳しく解説します

1. パッシブデザインとは?
パッシブデザインとは、自然のエネルギー(太陽の光・熱、風など)を最大限に活用して快適な住空間をつくる設計手法です
エアコンなどの機械に頼りすぎず、自然の力を利用することで、エネルギー消費を抑えながら快適な室内環境を実現します


パッシブデザインの5つの要素

  1. 断熱:外気温の影響を受けにくくするために、住宅の断熱性能を高めます
  2. 日射遮蔽:夏の強い日差しを遮り、室温の上昇を防ぎます
  3. 自然風利用:風の力を利用して室内の空気を循環させます
  4. 昼光利用:太陽の光を取り入れて、照明の使用を減らします
  5. 日射熱利用暖房:冬の日差しを取り込んで室温を上げます

2. 断熱性とは?
いまさらですが、断熱性とは、住宅の内部と外部の温度差を保つための性能です
断熱性が高い住宅は、外気温の影響を受けにくく、室内の温度を一定に保つことができます
これにより、冷暖房の効率が向上し、エネルギー消費を抑えることができます

断熱性の評価指標
断熱性能を評価する指標として「UA値(外皮平均熱貫流率)」があります

UA値は、住宅の外皮全体を通して熱がどれだけ逃げやすいかを示す数値で、数値が小さいほど断熱性能が高いことを示します

3. パッシブデザインと断熱性の具体的な設計方法
断熱材の選定
断熱材の選定は、断熱性能を高めるために重要です
例えば、フェノールフォームやウレタン系、グラスウールなど断熱材は、優れた断熱性能を持っています
また、断熱材の厚さや施工方法も断熱性能に影響します
最近では、「セルロースファイバー」という断熱材もでてきています(古新聞)

窓の設計
窓の設計も断熱性に大きく影響します
複層サッシやトリプルサッシなど、断熱サッシを使用することで外気の侵入を防ぎ、室内の暖かさを保つことができます
さらに、窓の位置やサイズを工夫することで、自然光を最大限に取り入れることができます

*各種メーカーには、日射取得率を上げる窓や、遮熱効果の高い窓などがあり
雪国なら日射取得率の高い窓を選択したほうが賢いでしょう

日射遮蔽の工夫
日射遮蔽のためには、庇(ひさし)やルーバーを設置することが効果的

これにより、夏の強い日差しを遮り、室温の上昇を防ぎます
また、植栽を利用して自然の遮蔽効果を得ることもできます

自然風利用の工夫
自然風を利用するためには、窓の位置や形状を工夫することが重要です
例えば、低い位置に窓を設けて冷たい空気を取り込み、高い位置に窓を設けて暖かい空気を排出することで、効率的に空気を循環させることができます

4. パッシブデザインと断熱性のメリット
快適な住環境
パッシブデザインと断熱性を取り入れることで、夏は涼しく、冬は暖かい快適な住環境を実現できます
これにより、冷暖房の使用を抑え、エネルギー消費を削減することができます

光熱費の削減

断熱性能が高い住宅は、冷暖房効率が向上し、光熱費を削減することができます
例えば、断熱性等級が高い住宅では、年間の光熱費が数万円から数十万円節約できる可能性があります

健康への影響
断熱性能が高い住宅は、室温を一定に保つことで、健康にも良い影響を与えます
例えば、冬の寒さによるヒートショックを防ぎ、快適な室内環境を維持することができます。

まとめ
パッシブデザインと断熱性は、快適で省エネな住まいを実現するために欠かせない要素です
断熱材の選定や窓の設計、日射遮蔽や自然風利用の工夫を取り入れることで、快適な住環境を提供し、エネルギー消費を抑えることができます
これから住宅を建てる方は、パッシブデザインと断熱性を意識した設計を検討してみてください


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