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大工さんの家づくり指南

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〈今月のテーマ〉
[難問⁉無垢フローリングと床暖房の両立]

無垢フローリングはサラサラとした心地よい肌触りで、見た目にも高級感があり、おしゃれな室内を演出できますが、
実は無垢フローリングと床暖房は相性が悪いと言われることがあるのです。
今回はそんな2つの相性について考えてみましょう。

なぜ両立は難しいのか
まず両方の利便性から確認していきましょう。
床暖房はホコリを舞い上げるエアコンよりも清潔だと言われており、新築の際のマストアイテムに挙げる方もたくさんいます。
輻射熱を利用して部屋を暖めるので、風が起こらないのです。また熱源が外部にあるので空気が汚れず、とても静かなのが人気の理由です。
一方、無垢フローリングは天然の木材を利用したフローリング材で、限りなく自然の木の状態に近い質感が保たれています。

ただし天然の木材には、大きな温度変化に非常に弱いという弱点があるのです。

一般的な床暖房は、床下から70℃近い熱源を当てて一気に床を暖める

仕組みになっています。自然界にはこのような急激な温度変化は存在しませんから、天然の無垢フローリング材は、
それに耐えることができないのです。結果、木の内部に含まれる水分を急激に失って縮んでしまったり、反って浮いてきたり、
また極度の変形に耐えられなくなって割れる原因になります。

こういった理由から無垢フローリングと床暖房の両立は難しいとされています。

ただし、杉、ヒノキ、松、桜、栗、ナラ、カエデ、ウォルナット、オーク、チークなど、
無垢フローリングの中にも床暖房に対応した樹種もあります。

床材が劣化しない方式の床暖房とは
もうひとつ知っておきたいことがあります。それは床暖房の方式です。

床暖房には、電気式と温水式があり、一般的に電気式の床暖房より、温水式の床暖房の方が無垢フローリングに与えるダメージが小さいとされています。
温水式は床下にお湯を流すことで床を暖めるので、電気式よりも緩やかな温度変化になり、比較的影響を与えにくいと言えます。
床暖房対応と表記された無垢フローリング材の中には、この温水式との併用のみ推奨されているものもありますので注意が必要です。

工務店(サンクリエイト)に相談しよう
ここで問題なのが、無垢フローリング材を製造しているメーカーと床暖房を
製造しているメーカーはまったく違う企業だということです。

無垢フローリングにしたいときは、工務店(サンクリエイト)の担当者に相談して、
使いたい床材が指定の床暖房に適合するか、しっかり確認してもらうことをおすすめします。

サンクリエイトでは数多くの無垢フローリングや床暖房を扱った経験がありますので、最適な床材を提示いたします。

 

 

 

 

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