今回のテーマは、前回に続き「トイレの基礎知識その4」です。
《トイレの床材》
トイレは、他の部屋とは違い、水・アンモニア・強力なトイレ洗剤などが
頻繁に飛び散る場所なので、床材選びも重要です。
トイレの床材の種類と特徴をご紹介します。
居室はフローリングが一般的なので、
トイレの床材もフローリングにすると、
統一感がありスッキリと美しくまとまります。
ただし、フローリングは木なので基本は水に弱く、
アンモニアや洗剤がつくと腐食したり変色をします。
フローリングを使用する場合は、
水やアンモニアへの耐久性のある特殊コーティングが施してあるものや、
フローリングの継ぎ目の溝に水の染み込みにくい構造のものなど、
トイレに適した製品があります。
出来ればサンプルなどで、
塗装やコーティングによる風合いの違いなどを確認すると良いでしょう。
耐水性に優れ、汚れも付きにくく、付いても落としやすいので、
トイレや洗面室などの水廻りに多く用いられます。
色柄のバリエーションも豊富で、
防菌・防カビ・防汚など、様々な加工が施された製品が多くあります。
値段も安価で工事も簡単なため、リフォームでも人気の床材です。
◇タイル
耐水性の高い素材で、拭くだけでも簡単に汚れも落ち、
色やデザインも豊富で高級感があり、耐水性にも優れています。
目地は汚れやすくなりますが、
トイレ専用の大型セラミックタイルを使えば、
汚れやすい便器周りに目地や溝が出ないのでお掃除も楽になります。
◇◇◇ POINT ◇◇◇
トイレでも人気がある床材は、やはり「フローリング」ですが、
価格も安くお手入れも簡単な「フローリング調のクッションフロア」も人気です。
使用するときはぜひ、大きめのサンプルやショールームで実物をチェックしてみましょう!