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今回のテーマは、「住宅ローン」についてです。
◇◇◇ 金融機関が重視する項目は? ◇◇◇
家を建てる場合、多くの人が利用するのが「住宅ローン」。
住宅ローンを借りる場合は必ず審査がありますが、
この審査の基準は何なのか気になりますよね。
年収や、年齢、職種など、要素はたくさんありますが、
何が重視されるのでしょうか。
国土交通省では、毎年「民間住宅ローンの実態に関する調査」を行っています。
平成23年度の調査結果によると、
融資をする際の審査項目の上位はこのようになっています。
1位・・・完済時年齢(99.3%)
2位・・・借入時年齢(97.5%)
3位・・・返済負担率(97.3%)
4位・・・勤続年数(96.0%)
5位・・・年収(95.8%)
※データのパーセンテージは、調査対象の金融機関の量を表しています。
例えば、95%とは、回答した金融機関全体の95%が基準として採用しているということです。
ローンの審査と言えば、一番気になる項目が「年収」ですよね。
ただし、この結果からみると、年収はもちろんほとんどの金融機関での
審査項目に挙げられていますが、
年収よりも上回っているのが「完済時年齢」と言う結果でした。
つまり、金融機関からみれば
「何歳で借り入れを開始して何歳のときに返済を終了するか」と言うことを、
一番重視しているということになります。
一般的に、完済時年齢は80歳までという基準の金融機関が多いようですが、
実際には完済時の年齢が75歳を過ぎると審査に通らないことが多いと言われています。
一定以上の年齢になってから融資を受ける場合は、
自己資金の比率を高めるなど、融資期間を短くし、
完済時の年齢を早めに設定するなどの努力が必要になるかもしれません。
◇◇◇ POINT ◇◇◇
重視される審査項目を紹介しましたが、
ほとんどの銀行では借りる人ごとに詳しく返済能力を審査しています。
例えば転職したてでも、年収が上がる場合は返済できると見なすなど、
金融機関によって審査基準が違うこともあるので、
複数の金融機関に相談してみると良いでしょう。